腹痛と闘うためのブログ はらいた日記

こんにちは。 おなかが痛くなる恐怖と戦い続けて40年の人間です。 実は「隠れはらいた」さん、世界中にたくさんいるのでは・・・!? と思って、この日記をはじめてみました。 常にトイレの場所を確認しているアナタ! 電車の駅の階段とトイレとの場所は全て暗記しているアナタ! トイレがひとつしかない居酒屋にはなるべく行きたくないアナタ!! 朝の電車で缶コーヒー飲んでるヤツが信じられないそこのアナタ!!! おなかが痛い人生を、共に少しでも楽しくいきましょう。

入院生活備忘録。その1無痛分娩のおはなし

こんにちは。

私は一大決心をして人生で数回手術を受けました。

同じ悩みを持つ方へ

同じ心配をしている方へ

手術を受けたらどうなるの?

どんなことが起きるのか心配!

そんな不安を抱えている方々へ少しでも参考になればと思いこれを書きます。

私は決して医療関係の人間ではありませんのでご了承くださいませ…

 

今回は・・・

その1 ハライタ的出産の話 無痛分娩

私は「妊婦さんの産前教室」を受けた時、その説明を受けた時から既に何かが引っ掛かっていたのです。それは「旋回異常」

すなわち、赤ちゃんがお腹から出てくるときに上手に回転できなくて出てこれない事。

なんとなーく、その名前が忘れられませんでした。

 

私は予定の週になってもまっつたく出てくる気配がなくてこれ以上赤ちゃんが大きくなると危険ということで、もう出産日を決めて陣痛促進剤で産むことになりました。

めっちゃくちゃ歩いても歩いてもまったく降りてきてくれなかったんです(笑)よっぽど居心地がよかったのかなー。痛みに弱い性質なので無痛分娩での出産になりました。

ここで第一の選択。

「朝6時から促進剤を点滴しますが、その前に下剤を使いますか?」

「は?」

です。下剤?ただでさえお腹下し気味なのに下剤など使ったらどうなると思ってるんだ。その時は何も知らずに「後にします」と答えてしまったこれが地獄の始まりよ。

 

予定通り朝6時点滴開始➔出産まで打ちっぱなし。

だんだん痛くなってきて、波がくるわけです。激痛の波が!

もう限界!になったら無痛分娩に切り替えるので、最初はがんばっていました。

ぐうううううっとオットの手を骨折させる勢いで握り(握りつぶしていたのかも)、

病院の壁を叩き壊し(叩き壊す寸前だった)、助産師さんには激痛のところをさらに激痛の子宮口チェックをされ、、、まだまだですねぇ~と言われてがっくり。

さらにこんな状態が続く中、んーもうちょっとかな?というところまできました。

 

はい。ここでまさかのーーーー

「じゃあ、もうすぐ生まれそうなので下剤しましょうね~」

えー!!!陣痛MAXですよー!

陣痛に下剤の腹痛プラスしてくるの?!

問答無用。

ここからは下剤による「激腹痛」によりトイレへ駆け込み、そのトイレで陣痛の激痛に耐えるという地獄の中の地獄を味わいました。

 

こんなことになるなら点滴前に下剤使ったっちゅーねん!!!( ノД`)シクシク…

私は一度死にました。産む前に。

 

そのあとも何度かトイレに通って、とうとう耐え切れなくなったので無痛分娩になりました。無痛分娩の麻酔はいつも診てくれていた院長先生が担当。

産科医なのに麻酔科医としてもスペシャリストという謎の経歴を持つ院長先生が居たからこの病院にしたのです。安心。すごく上手。

すーーーーっと痛みが引いてお花畑が見えました。

この時、麻酔してもらって本当に良かったです。後から本当に思いました。

 

ここからまだまだ産まれないのですが、分娩台の上でうとうとしたり、でてこない我が子の心配で泣きそうになったりしていました。

もう出てこないの?これからどうなっちゃうの?!

と、不安になっていたら外来の時間が終わって院長先生がやってきました。

ここからはもー早い早い!

病院中のスタッフかと思えるほどの人々がやってきて、私のお腹の上に4人くらいのっかって、せーので押して、何回もいきむ➔頭が大きすぎて出てこれない➔会陰切開しかも限界までバッサリ➔吸引分娩➔おぎゃー

ですよ。

走馬灯のような出来事。

がっつり切ってがっつり縫われました。

でも、無痛分娩のおかげで切っても縫っても痛くなかったし、産後痛もなく、おしっこの管いれるのも全然オッケー!でした。

産まれた後しばらくは武者震いが止まらず、暫く分娩台で休憩。

痛くなかったことで体力の消費も少なかったらしく、夜はぐっすり眠ってしっかり休めたのです。

 

後日、母子手帳の分娩情報ページをみるとそこには、なんと、

「旋回異常」

の文字が(笑)。虫の知らせだったのでしょうか…あの時なんとなくひっかかっていた事が現実になってしまっていたなんて、分娩時には全くしりませんでした!!!

 

そういったわけで、私の場合は無痛分娩の判断が功を奏しました。

下剤のせいでしばーらくお腹くだしましたけどね。

 

入院は大部屋にしたけど誰もいなかったから大きい1人部屋状態でした。

初めての子供なので今思い返せばたくさん無駄なものも買ったと思います(笑) 無くてもよかったものとか。でも大変な育児をなるべく嫌にならずに楽しくやりたかったのでいろいろ試してみた方です。

中でも私が母乳育児で必須だったのは搾乳機です。

ただタイミングが下手だったのかも。夜中に辛くてひとり泣きながら絞ったもんです…


 

我が家は「カネソン」一筋!

カネソン品質、信頼の一品。電動もあるみたいですが、高いから手動で充分。何よりもよかったのは保存パックです。

夜中に片方だけ飲み切って寝てしまった我が子。もう片方のパンパンの母乳を絞ってパックに入れて冷凍保存しておき、後日母乳が大量に上手に出なかったときなどに冷凍保存しておいたものをあげていました。

 

それから、赤ちゃん用のウォシュレットみたいな

 「ホットウォッシュ」

という商品があったのですが、廃番になってしまったのかな??

スプレーを温めておけるので、おむつ交換のときにあったかーいお湯をおしりにシュシュっとスプレーして、やわらかうんちも洗い流せてしますのです!

おしりふきを何枚も何枚も使うより経済的だし、お湯の代わりに緑茶を入れておくことで「緑茶でおしりを洗う」ことになり、カテキンの殺菌作用でおしりがかぶれないのですーーーー!!!


 

これは今でも自分の仕事で使用している優れものです!!

廃番だったら悲しいい。。。壊れたらもう変えないじゃないか~

他にも「これは!」というものを思い出したら載せていきますね!

 

さいごに

無痛分娩は時々かなしい事件も起きたりしていますが、基本的にはかなり有益なものだと思います。実際にそう感じました。欧米では無痛分娩は当たり前ですし、私のような偏頭痛持ちには分娩時の偏頭痛リスクを減らすことが出来て大変ありがたく、大いに救って頂きました。

不安な方は不安を抱えたまま無痛分娩を選択しないほうがいいと思います。

私はたまたま通院できる距離にとても腕のよい元麻酔科医の産科医師が存在していたから、何の不安もなく「ここだ!」と決めることができたのですから。

それでも振り返ればこの文章のように「下剤は朝うつべきだった」とか、色々な反省点はありますけど…なかなか100%満足のいくお産(しかも初産)てないのかもしれませんね!